「負けてもカッコいい!」を教えよう。ポケカを通じて育む、悔しい気持ちとの向き合い方

遊び方・知育
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「あと一撃だったのに…!」

大好きな相棒ポケモンが倒されて、悔しさのあまりテーブルに突っ伏してしまう。あるいは、ぷいっとそっぽを向いて、口を固く結んでしまう。

そんなお子さんの姿を見て、なんて声をかけたらいいか、迷ってしまった経験はありませんか?

こんにちは、ブログ筆者の妻、よめみんです。 勝負に負けて悔しがるのは、それだけお子さんが本気で、真剣に取り組んだ証拠。とても素晴らしいことですよね。 でも、その感情に振り回されて、お友達を責めてしまったり、「もうポケカなんてやらない!」と心を閉ざしてしまっては、せっかくの楽しい時間が台無しです。

今回は、ポケモンカードという最高のコミュニケーションツールを使って、お子さんが悔しい気持ちと上手に付き合い、**「負けてもカッコいい自分」**になるための、親のサポート方法についてお話しします。


まずは親の心構えから。「悔しいね」の共感がすべての始まり

お子さんが悔し涙を流している時、私たちはつい「たかがゲームでしょ」「男の子なんだから泣かないの!」なんて、励ますつもりで言いがちです。でも、これはグッとこらえましょう。子どもの本気の気持ちを、大人の価値観で否定してしまう一番悲しい言葉です。

まず、私たちがすべきことは、たった一つ。

お子さんの隣にそっと座り、**「そっか、悔しいね」「あと一歩だったもんね、惜しかったね」**と、その気持ちを丸ごと受け止めてあげること。

「ママは、僕の気持ちを分かってくれた」

そう感じるだけで、子どもの高ぶった心は少しずつ落ち着きを取り戻していきます。共感こそが、次への一歩を踏み出すための、何よりの土台になるのです。


「負け」を「次へのエネルギー」に変える!3つのステップ

お子さんの気持ちが少し落ち着いてきたら、次のステップに進みましょう。ここでは、悔しさをバネにして、さらに成長するための具体的な関わり方をご紹介します。

ステップ①:結果ではなく「プロセス」を具体的に褒める

親は、試合の勝ち負けという「結果」ではなく、そこに至るまでの「プロセス」を見ていたよ、と伝えてあげましょう。

「あの時、どのポケモンをバトル場に出すか、すごく真剣に悩んで考えてたね!」 「エネルギーをつける順番、ちゃんと考えてて偉かったよ」 「最後まで諦めないで戦った姿、すごくカッコよかった!」

自分の頑張りを認めてもらえることで、お子さんの自己肯定感は育まれます。「負け=自分はダメ」ではなく、「負けたけど、頑張った自分はすごい」と思えるようになります。

ステップ②:「次はどうする?」と未来に目を向けさせる

プロセスを褒めて自信を取り戻したら、さりげなく視線を「過去」から「未来」へ移してあげましょう。

「相手の〇〇くんの、どのワザが強かった?」 「今度は、あのワザをどうやって防ごうか?」 「次は、どのポケモンを相棒にしてみる?」

このような「魔法の質問」は、お子さんが**悔しさをバネに、自分で考えて工夫する「問題解決能力」**を育むきっかけになります。

ステップ③:お手本を見せる!「憧れの振る舞い」

「実は、ポケカが本当に強い人たちって、負けた時の態度もすごくカッコいいんだよ」 そんな話をしてあげるのも効果的です。その道のプロ、夫のヅメジュラスにも話を聞いてみましょう!

🔥ヅメジュラスのワンポイント講座 ポケカの公式大会や大きなイベントに行くと分かるが、トッププレイヤーほど、負けた時の振る舞いが美しい。

  1. **「ありがとうございました!」の挨拶:**どんなに悔しい試合でも、まず対戦相手に敬意を込めて、はっきりと挨拶をする。これが全ての基本です。
  2. 相手のプレイを称賛する:「あの場面の判断、うまかったですね」と、相手の強さを素直に認める。相手から学ぶ姿勢が、自分をさらに強くします。
  3. **すぐに敗因を分析する:**感情的になるのではなく、「なぜ負けたのか」を冷静に振り返り、次の対戦に活かす。負けは、自分のデッキの弱点を教えてくれる最高の教科書です。

YouTubeなどで公式大会の動画を一緒に見て、「負けた選手が、勝った選手と握手してるね。すごいね」と一緒に見るのも、良いお手本になりますよ。


まとめ:「負けてもカッコいい」は、一生モノの宝物

私たち親が、試合の勝ち負けに一喜一憂せず、お子さんの「挑戦そのもの」を笑顔で応援する。その姿勢が、お子さんにとって何よりの安心材料になります。

ポケモンカードを通じて学ぶ「悔しさとの向き合い方」は、これからお子さんが経験するであろう、勉強やスポーツ、友人関係でのさまざまな挑戦や挫折を乗り越えるための、大きな力になるはずです。

「勝って嬉しい」は、素晴らしい成功体験。 でも、**「負けても、相手を認め、次への作戦を考えられる」**のは、もっと尊い学びの体験。

そんな素敵なスポーツマンシップを、親子で一緒に育んでいけたら最高ですね。

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